【アジア選手権初制覇!】第2回 アジアU-23女子選手権大会

こんにちは( ^ω^ )

第2回アジアU-23女子選手権大会が始まりました。男子の準優勝に続き女子も世界大会の切符を獲得することができるでしょうか?

大会実施要項及び出場メンバー情報は下記記事を参照ください。

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日 程

1次リーグ戦

 組日付 現地時間対戦カード
A組5月13日(土)16:30タイ×ホンコンチャイナ
5月14日(日)14:00マカオ×タイ
5月15日(月)9:00ホンコンチャイナ×マカオ
B組5月13日(土)19:00ベトナム×ウズベキスタン
5月14日(日)16:30日本×ベトナム
5月15日(月)16:30日本×ウズベキスタン
C組5月13日(土)9:00チャイニーズタイペイ×スリランカ
14:00カザフスタン×オーストラリア
5月14日(日)11:30スリランカ×カザフスタン
19:00チャイニーズタイペイ×オーストラリア
5月15日(月)14:00チャイニーズタイペイ×カザフスタン
19:00オーストラリア×スリランカ
D組5月13日(土)11:30マレーシア×ニュージーランド
5月14日(日)9:00イラン×マレーシア
5月15日(月)11:30ニュージーランド×イラン

順位決定予備戦(1-8位)

日付 現地時間対戦カード
E組5月16日(火)11:30C組1位 × A組2位
14:00A組1位 × C組2位
5月17日(水)11:30A組2位 × C組2位
14:00A組1位 × C組1位
F組5月16日(火)16:30D組1位 × B組2位
19:00B組1位 × D組2位
5月17日(水)16:30B組2位 × D組2位
19:00B組1位 × D組1位

クウォーターファイナルラウンド(1-8位)

日付 現地時間対戦カード
1-8位5月19日(金)11:30[1]:F組1位 × E組4位
14:00[2]:E組1位 × F組4位
16:30[3]:E組2位 × F組3位
19:00[4]:F組2位 × E組3位

セミファイナルラウンド(1-8位)

日付 現地時間対戦カード
5-8位5月20日(土)11:30①:[1]の敗者 × [3]の敗者
14:00②:[2]の敗者 × [4]の敗者
1-4位16:30③:[2]の勝者 × [4]の勝者
19:00④:[1]の勝者 × [3]の勝者

ファイナルラウンド(1-8位)

日付現地時間対戦カード
7-8位決定戦5月21日(日)9:00①の敗者 × ②の敗者
5-6位決定戦11:30①の勝者 × ②の勝者
3位決定戦14:00③の敗者 × ④の敗者
決勝戦16:30③の勝者 × ④の勝者

試合結果

1次リーグ戦

5月14日(日)

日 本 3−0 ベトナム
1セット 25-12
2セット 25-15
3セット 25-21

第1セット

前日行われた1次リーグ戦初戦でウズベキスタンを一蹴し、好スタートを切ったベトナムと戦った日本。序盤は坂本奈々香のアタックでベトナムに対抗するも、初戦の硬さか簡単なミスが目立つと10-10までベトナムの追従を許し、一進一退の展開となった。しかし、キャプテン・山内美咲が前後に揺さぶるサーブで得点を奪うと、杉郁香の連続ブロックも功を奏して17-10と一気にベトナムを突き放した。終盤も坂本の効果的なサーブでベトナムのレシーブを崩すと、加藤光のアタックやブロックで24-12といっきに攻め立てる。最後は交代で入った金森晴香のサービスエースで、25-12で第1セットをものにした。

第2セット

出だしは第1セットとほぼ同様な試合展開となった。日本はウィングスパイカーの加藤やミドルブロッカー・伊藤望のアタックで対抗するも,ベトナムのエースのアタックや変化のあるサーブにてこずり、一時は10-12とリードを許した。しかし、ここでも山内のサービスエース3得点などで18-12と逆転すると、加藤のキレのいいスパイクなどで、25-15と第2セットも連取した。

第3セット

メンバーを大幅に入れ替えてスタートした第3セット、序盤は間橋香織のアタックなどで9-4と一気にリードした。中盤はベトナムのブロックなどに手を焼きながらも,加藤のアタックやサーブで対抗して17-10と推移した。しかし、ここでもベトナムのエースの変化のあるサーブでレセプションを崩されると、17-15まで追い上げられた。ここからも一進一退の展開ではあったが、終盤に伊藤、長内美和子、工藤嶺らウィングスパイカー陣の踏ん張りやラッキーガール・金森のサービスエースなどで25-21とベトナムを突き放し、セットカウント3-0で初戦を勝利した。

5月15日(月)

日 本 3−0 ウズベキスタン
1セット 25-6
2セット 25-11
3セット 25-12

第1セット、いきなりウズベキスタンにサービスエースでポイントを許しますが、金森晴香選手(久光製薬スプリングス)のサーブで相手レシーブを崩すとキャプテン・山内美咲選手(NECレッドロケッツ)、伊藤望選手(東レアローズ)らが次々得点して13-1。最後は金森選手の3得点で、25-6で第1セットを取ります。第2セット、強弱を織り交ぜたサーブでウズベキスタンに隙を与えない日本は、間橋香織選手(日立リヴァーレ)のライトからの攻撃などで10-3と大きくリード。さらに長内美和子選手(日立リヴァーレ)の連続サービスエースや工藤嶺選手(デンソーエアリービーズ)、間橋選手のアタックなどで得点を重ね、25-11と第2セットを連取しました。第3セット、工藤選手や間橋選手にボールを集め9-4とリードすると、長内選手の連続サーブ時に杉郁香選手(東京女子体育大学4年)のクイックなどで17-7。その後もウズベキスタンを寄せ付けず25-12で第3セットを取り、1次リーグB組を首位で通過しました。

1次リーグ最終順位

【A組】
1位: タイ(2勝)
2位: ホンコンチャイナ(1勝1敗)
3位: マカオ(2敗)

【B組】
1位: 日本(2勝)
2位: ベトナム(1勝1敗)
3位: ウズベキスタン(2敗)

【C組】
1位: チャイニーズタイペイ(3勝)
2位: カザフスタン(2勝1敗)
3位: オーストラリア(1勝2敗)
4位: スリランカ(0勝3敗)

【D組】
1位: イラン(2勝)
2位: マレーシア(1勝1敗)
3位: ニュージーランド(2敗)

順位決定予備戦(1-8位)

5月16日(火)

日 本 3−0 マレーシア
1セット 25−14
2セット 25−14
3セット 25−6

第1セット、9-4とリードを奪うと、9-7と追い上げられながらも工藤嶺選手(デンソーエアリービーズ)や間橋香織選手(日立リヴァーレ)にボールを集め、25-14で第1セットを先取します。第2セット、序盤は7-9とマレーシアにリードを許しますが、杉郁香選手(東京女子体育大学4年)のブロックなどで逆転すると、加藤光選手(久光製薬スプリングス)のサーブを起点に攻撃が噛み合い始めます。終盤は金森晴香選手(久光製薬スプリングス)の連続得点で一気にマレーシアを突き放し、25-14と第2セットを連取します。第3セット、前の2セットからメンバーを大幅に入れ替えると、キャプテン・山内美咲選手(NECレッドロケッツ)の威力のあるサーブとバックアタック、伊藤望選手(東レアローズ)のクイックとブロックで12得点をたたき出すなどマレーシアを圧倒。25-6で第3セットを奪取しました。

この日行われた順位決定予備戦(1-8位)F組のもう一方の試合では、ベトナムがイランにセットカウント3-0(25-19、25-17、25-19)で勝利しました。

5月17日(水)

日 本 3−0 イラン
1セット 25-13
2セット 25-14
3セット 25-12

第1セット、山内美咲選手(NECレッドロケッツ)のスパイクやサービスエースなどで8-2と大きくリードを奪うと、長内美和子選手(日立リヴァーレ)、加藤光選手(久光製薬スプリングス)らのスパイクが次々と決まり、25-13でセットを先取します。第2セット、山内選手のアタックと伊藤望選手(東レアローズ)のサーブで8-2とリードすると、イランの追随を許さず22-9で終盤へ。その後、イランにサーブでの3得点を含む5連続得点を許しますが、間橋香織選手(日立リヴァーレ)のスパイクで25-14と第2セットも連取します。第3セット、杉郁香選手(東京女子体育大学4年)がクイックを決めるとそこから怒涛の14回連続サーブでイランを引き離します。終盤、工藤嶺選手(デンソーエアリービーズ)のスパイクなどで20-5とすると、最後は長内選手のスパイクで25-12。開幕からの無敗を守って順位決定予備戦を終えました。

順位決定予備戦(1-8位)最終順位

【E組】
1位: タイ(3勝)
2位: チャイニーズタイペイ(2勝1敗)
3位: カザフスタン(1勝2敗)
4位: ホンコンチャイナ(3敗)

【F組】
1位: 日本(3勝)
2位: ベトナム(2勝1敗)
3位: イラン(1勝2敗)
4位: マレーシア(3敗)

クウォーターファイナルラウンド(1-8位)

5月19日(金)

日 本 3−0 ホンコンチャイナ
1セット 25−14
2セット 25−14
3セット 25−11

第1セット

序盤から間橋香織のスパイクや金森晴香のサービスエースで5-0大きくリード。その後、ホンコンチャイナの攻撃を散発に抑えると、工藤嶺にトスを集めて13-7と試合を支配した。終盤、坂本奈々香が緩急をつけた攻撃を決めて20-8、最後はピンチサーバーの加藤光の連続サーブ得点などで、25-14で日本が第1セットを先取した。

第2セット

第1セットと同様に出だしから間橋のスパイク、伊藤望のサーブが好調で、4-1とリードした。しかし、ここからホンコンチャイナの反撃を受けると、日本の安易なミスも手伝って4-5とリードを許した。その後はサイドアウトの応酬となったが、日本は工藤のスパイクで踏ん張り11-10と一歩リードで中盤へ。その後、日本の厳しいコースを狙ったサーブが功を奏すと、ホンコンチャイナに十分な攻撃を許さず、坂本のアタックなどで22-12とした。最後は途中出場のキャプテン・山内美咲が3得点を叩き出し、25-14で第2セットもものにした。

第3セット

日本は立ち上がり、山内のサービスエースや杉郁香のクイック、加藤のアタックで攻め立てたが、対するホンコンチャイナも伸びるサーブやフェイントを絡めた攻撃で対抗、9-7と推移した。ここでサーバー・加藤が9回連続してサーブ権をキープする間に、自身もサーブで3得点を挙げた。加えて山内のアタックで18-8と一気にホンコンチャイナを引き離しにかかった。終盤は坂本のアタックをホンコンチャイナのコートに突き刺さすなど6連続得点。25-11でホンコンチャイナを一蹴した。

セミファイナルラウンド(1-4位)

日 本 3−1 チャイニーズタイペイ
1セット 25−18
2セット 27−29
3セット 25−22
4セット 25−10

「第2回アジアU-23女子選手権大会」が5月20日(土)、ナコンラチャシマ(タイ)にて大会8日目を行いました。全日本U-23女子チームはこの日、チャイニーズタイペイとセミファイナルラウンド(1-4位)を戦い、セットカウント3-1(25-18、27-29、25-22、25-10)で勝利。決勝戦進出を決めるとともに9月10日(日)から9月17日(日)までリュブリャナ(スロベニア)にて開催される「第3回世界U-23女子選手権大会」の出場権獲得を果たしました!

第1セット、前半はチャイニーズタイペイにリードを許しますが、櫻井美樹選手(日本体育大学3年)のサーブを契機に18-14と逆転。その後は加藤光選手のサービスエースや途中出場のキャプテン・山内美咲選手(NECレッドロケッツ)のアタックなどで、25-18で日本が第1セットを先取します。第2セットを27-29とデュースの末に失うと、第3セットは中盤までは互角の戦いとなりますが、山内選手のサービスエース、坂本奈々香選手(デンソーエアリービーズ)のアタックで25-22と勝利に王手をかけます。第4セット、出だしから坂本選手や山内選手のアタックで8-2とリードすると、終盤に入っても攻撃の手を緩めず伊藤望選手(東レアローズ)や山内選手がアタックを決めます。最後はピンチサーバー・白井美沙紀選手(東レアローズ)のサービスエースで25-10、第4セットを取りました。

この日行われたセミファイナルラウンド(1-4位)のもう1つの試合では、タイがベトナムにセットカウント3-0(25-21、25-15、25-20)で勝利し、決勝戦進出と世界選手権の出場権獲得を決めました。タイは2大会連続、日本は初の決勝戦進出ですが、どちらが勝利してもアジア選手権初優勝となります。

ファイナルラウンド(1-4位)

日 本 3-2 タイ
1セット 20-25
2セット 16-25
3セット 25-19
4セット 27-25
5セット 15-12

 第1セット、出だしはミドルブロッカー陣の活躍でリードを奪ったものの、スパイクを連続で阻まれると徐々にタイに主導権を握られ、14-16と逆転を許します。中盤以降もタイのサーブが走り連続失点を喫すると、20-25で第1セットを落とします。続く第2セットを16-25で落とし後がなくなった第3セット、選手を大幅に入れ替えた日本は杉郁香選手(東京女子体育大学4年)のクイックやサービスエースでリードすると、山内美咲選手(NECレッドロケッツ)のスパイクやブロックで16-8と一気に点差を広げ、25-19でセットを取り返します。工藤嶺選手(デンソーエアリービーズ)らが奮闘し、27-25で第4セットを取りフルセットに持ち込むと、最終第5セットは立ち上がりからブロックが機能しリズムを掴み、加藤光選手(久光製薬スプリングス)のサービスエースなどで13-10。最後は山内選手の連続得点で15-12とし、2時間9分に及んだ熱戦に終止符を打ちました。

なお、決勝戦に先立って行われた3位決定では、ベトナムがチャイニーズタイペイをセットカウント3-0(25-20、25-19、25-19)で下し、3位で大会を終えています。

最終順位

1位: 日本(世界選手権出場)
2位: タイ(世界選手権出場)
3位: ベトナム
4位: チャイニーズタイペイ
5位: カザフスタン
6位: ホンコンチャイナ
7位: マレーシア
8位: イラン
9位: ウズベキスタン
10位: オーストラリア
11位: ニュージーランド
12位: スリランカ
13位: マカオ

JAPAN個人賞

ベストミドルブロッカー賞: 杉郁香
ベストセッター賞: 櫻井美樹
MVP: 山内美咲

まとめ

日本チームがやりました!アジア選手権U-23初制覇です!決勝戦は正に死闘でした。2セット奪われてからの3セット奪取!本当に全員の気持ちが一つになってからの神がかりな勝利でした。逆に相手は何が起こったのか分からなかったのではないでしょうか?

とにかく初制覇を喜びたいと思います。今度はアジアチャンピオンとして世界選手権での活躍を期待したいと思います。

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