【概要・組合せ・結果】第29回ユニバーシアード大会(2017) 男子バレーボール

こんにちは(#^.^#)

「第29回ユニバーシアード競技大会(2017/台北)男子」が8月20日(日)から8月29日(火)まで、台北(チャイニーズタイペイ)で開催されます。

この時期、色々な大会がありますが、皆でこちらも応援していきましょう!

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大会概要

大会名

第29回ユニバーシアード競技大会(2017/台北) 男子バレーボール競技

開催期間

2017年8月20日(日)~8月29日(火)

開催地

台北(チャイニーズタイペイ)
①: National Taiwan University Sports Center
②: Army Academy R.O.C Gymnasium
③: National Taiwan Normal University Main Campus Gymnasium
④: National Tsing Hua University Gymnasium
⑤: Chinese Culture University Gymnasium
試合会場は男女共通

参加チーム

A組日本、ブラジル、チャイニーズタイペイ、フランス、アメリカ
B組韓国、ラトビア、メキシコ、ポルトガル、ウクライナ
C組オーストラリア、チリ、チェコ、ホンコンチャイナ、ルーマニア、ロシア
D組アルゼンチン、カナダ、キプロス、イラン、スイス、アラブ首長国連邦(UAE)

競技方法

出場チームがA、B組に5チーム、C、D組に6チームずつ分かれ、1回総当りの予選リーグ戦を行う。各組の1、2位(計8チーム)はクウォーターファイナルラウンド(1-8位)、3、4位(計8チーム)は同ラウンド(9-16位)に進み、クウォーターファイナルラウンド以降はセミファイナルラウンド、ファイナルラウンドを戦って順位を決定する。また、予選リーグ戦A、B組の5位とC、D組の5、6位(計6チーム)は、17-22位決定戦を戦って順位を決定する。

順位決定方法

①勝点(※)
②2チーム以上が同じ勝点で並んだ場合、順位決定の優先順位は下記の通り
(1)勝敗数
(2)セット率(セット率=総得セット/総失セット)
(3)得点率(得点率=総得点/総失点)

※1試合で与えられる勝点について
セットカウント3-0または、3-1で試合が終了した場合: 勝者に3ポイント、敗者に0ポイント<
セットカウント3-2で試合が終了した場合: 勝者に2ポイント、敗者に1ポイント

試合日程

予選リーグ戦

日付 現地時間対戦カード会場
A組8月20日(日)18:00日本 × アメリカ
20:00チャイニーズタイペイ × フランス
8月21日(月)18:00日本 × ブラジル
20:00アメリカ × チャイニーズタイペイ
8月22日(火)18:00フランス × アメリカ
20:00チャイニーズタイペイ × ブラジル
8月24日(木)18:00ブラジル × フランス
20:00日本 × チャイニーズタイペイ
8月25日(金)15:00日本 × フランス
18:00アメリカ × ブラジル

クウォーターファイナルラウンド

日付 現地時間対戦カード会場
9-16位8月27日(日)13:00[1]A組3位 × B組4位
15:00[2]D組4位 × C組3位
18:00[3]D組3位 × C組4位
20:00[4]A組4位 × B組3位
1-8位13:00[5]D組1位 × C組2位
15:00[6]A組2位 × B組1位
18:00[7]D組2位 × C組1位
20:00[8]A組1位 × B組2位

セミファイナルラウンド

 日付現地時間 対戦カード会場
13-16位8月28日(月)13:00[1]の敗者 × [2]の敗者
15:00[3]の敗者 × [4]の敗者
9-12位17:30[1]の勝者 × [2]の勝者
20:00[3]の勝者 × [4]の勝者
5-8位13:00[5]の敗者 × [6]の敗者
15:00[7]の敗者 × [8]の敗者
1-4位13:00[5]の勝者 × [6]の勝者
15:00[7]の勝者 × [8]の勝者

ファイナルラウンド

 日付現地時間対戦カード会場
15-16位決定戦8月29日(火)13:00①の敗者 × ②の敗者
13-14位決定戦15:00①の勝者 × ②の勝者
11-12位決定戦13:00③の敗者 × ④の敗者
9-10位決定戦15:00③の勝者 × ④の勝者
7-8位決定戦18:00⑤の敗者 × ⑥の敗者
5-6位決定戦14:00⑤の勝者 × ⑥の勝者
3位決定戦17:00⑦の敗者 × ⑧の敗者
決勝戦20:00⑦の勝者 × ⑧の勝者

全日本メンバー12名

1 高野 直哉 ウィングスパイカー 堺ブレイザーズ
2 今村 貴彦 ウィングスパイカー パナソニックパンサーズ
3 藤中 謙也 ウィングスパイカー サントリーサンバーズ
4 福山 汰一 ミドルブロッカー  ジェイテクトSTINGS
9 山口 頌平 セッター      堺ブレイザーズ
11 兒玉 康成 ミドルブロッカー  パナソニックパンサーズ
13 山本 智大 リベロ       FC東京
14 久原 翼  ウィングスパイカー パナソニックパンサーズ
15 秦 耕介  ウィングスパイカー 筑波大学4年
18 酒井 啓輔 セッター      筑波大学3年
19 荻原 泰  ウィングスパイカー 順天堂大学4年
20 渡邊 侑磨 ミドルブロッカー  豊田合成トレフェルサ

試合結果

8月20日  対 アメリカ 戦

予選リーグ戦

日 本 3-2 アメリカ
1セット 23-25
2セット 23-25
3セット 25-19
4セット 25-18
5セット 15-9

第1セット
序盤はお互いに初戦の硬さが見られ、一進一退で試合は進んだ。8-6と日本リードで迎えたテクニカルタイムアウト後、山口頌平のサービスエース、山本智大の好レシーブで10-6と抜け出す。しかし、アメリカのジャンプサーブに苦しめられ、攻撃が単調になると連続失点を許す展開に。20-20からはお互い1点ずつ取り合いながら23-24まで進んだが、最後はアメリカのサーブがネットインとなり、23-25で第1セットを取られた。

第2セット
序盤からアメリカのサーブが効果的に入り、4-7で日本がタイムアウトを要求した。その後、藤中謙也のブロックなどで12-12の同点に追いついたが、コンビネーションミスなどで14-16とアメリカリードでテクニカルタイムアウトとなった。その後はサイドアウトを繰り返し、19-21のところでセッター・山口のところへ久原翼を投入。アメリカのミスなどで22-22と並ぶが、23-24の場面で痛恨のスパイクミスが出て、23-25で第2セットも失った。

第3セット
後がなくなった日本であったが、全員で声をかけ合いながらリズムを作ろうとする。アップゾーンにいる渡邊侑磨を中心にコートに向かって発していた声が観客を巻き込み、日本コールが会場全体に響き始めた。中盤まで一進一退で、16-14と日本リードでテクニカルタイムアウトを迎えると、その後は藤中のスパイク、今村貴彦のブロックが決まり21-17で終盤へ。日本は秦耕介を投入すると好レシーブから得点を重ね24-18、最後は秦のサービスエースで25-19で1セットを取り返した。

第4セット
8-7と日本リードでテクニカルタイムアウトを取ると、兒玉康成のサービスエース、藤中のスパイクで11-7とリードした。その後、アメリカに13-12まで詰め寄られたが、そこから山口のサーブ、高野直哉のスパイクで16-12とリードを保ち2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。最後は藤中のブロック、高野の好サーブで25-18。セットカウントを2-2のタイに戻した。

第5セット
序盤は苦しんでいたアメリカのサーブにも対応すると、日本のコンビネーション攻撃も冴え、5-2としたところでアメリカがタイムアウトを取った。アメリカの連続サーブミスで8-6でチェンジコートとなると、その後も山本の好レシーブ、アメリカのミスなどで12-9とリードを保った。最後はメンバーチェンジで入った酒井啓輔のサービスエースと好トスで15-9。大逆劇で初戦を飾った。

たかひろ
いよいよ始まりました!第1戦はアメリカとの激闘で開始しました。1・2セットを連取されてからの日本は強かった!見事に大逆転で強豪アメリカを撃破!
まりえ
この勢いのままに突っ走れ!

8月21日  対 ブラジル 戦

予選リーグ戦

日 本 2-3 ブラジル
1セット 34-32
2セット 24-26
3セット 22-25
4セット 25-18
5セット 13-15

たかひろ
ヒァ~!!惜しい!あと一歩の所で敗戦でした。しかし確実に日本は力をつけているね!あの強豪ブラジル相手にここまで接戦になるとは。。。
なおや
まだ行けるぞ!自信をもって次戦頑張ってほしい!

8月24日  対 チャイニーズタイペイ 戦

予選リーグ戦

日 本 3−1 チャイニーズタイペイ
1セット 21-25
2セット 25-23
3セット 25-13
4セット 25-19

第1セット
立ち見が出るほどの超満員の観衆の中、地元・チャイニーズタイペイとの対戦は、兒玉康成のサーブから今村貴彦のブロックで得点しスタートした。続いて今村の好レシーブから藤中謙也が決めて6-4でリード、そのまま8-6と日本のリードで1回目のテクニカルタイムアウトを取った。藤中のスパイク、今村のサービスエースで12-10と一歩リードしたが、チャイニーズタイペイにクイックなどで追い付かれ14-14、さらにスパイクミスで14-16と逆転され2回目のテクニカルタイムアウトとなった。直後に日本に再びスパイクミスが出て14-17となり、日本は1回目のタイムアウトを要求。その後は酒井啓輔をピンチサーバーとして投入しリズムを変えようとするが、3点差を詰められず試合は進み、19-23で日本が2回目のタイムアウトを取った。福山汰一のサービスエースで21-23まで追い上げるが、21-25で第1セットを落とした。

第2セット
互いにスパイクミスが出た序盤は、8-7で1回目のテクニカルタイムアウトとなった。8-9になったところで高野直哉に変えて久原翼を投入したが、サーブレシーブを乱されて8-10となり、日本が1回目のタイムアウトを取った。リズムに乗り切れない日本は、スパイクミスなどが出て13-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えると、サイドアウトの奪い合いの後にスパイクミスが出て、15-19とリードを広げられた。その後、久原らのブロックポイントなどで18-19に1点差まで追い上げると、久原、今村のスパイクでサイドアウトを繰り返して終盤へ。藤中が難しい体勢からハイセットを決めて22-22の同点に並ぶと、チャイニーズタイペイが2回目のタイムアウトを取るも流れは日本に傾く。最後はリベロ・山本智大が体を張ってレシーブしたボールを今村が決めて、25-23でセットを取り返した。

第3セット
スタートから久原を起用した。福山のクイックでサイドアウトを取ると、藤中のバックアタックで5-3とリードを奪った。その後、セッター・山口頌平と兒玉のコンビネーションが冴え、8-5と日本のリードで1回目のテクニカルタイムアウトとなった。さらに久原のサービスエース、チャイニーズタイペイのスパイクミスなどで14-8とリードを広げると、終盤は山口の好トスワークから藤中がスパイクで3連続得点し20-10。さらに23-12の場面で投入された荻原泰が起用に応えるサービスエースを取り、25-13で2セット連取に成功した。

第4セット
第3セットと同じメンバーでスタート。相手の攻撃に対しワンタッチを取って福山や兒玉のクイックで攻め返すという、このチームが最も勢いづく得点パターンが序盤から出て5-2とすると、チャイニーズタイペイが早くも1回目のタイムアウトを取った。その後、10-8と追い上げられたが、2点差のまま16-14で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。チャイニーズタイペイにスパイクミスなどが出て18-15とすると、交代で入った酒井のサーブでチャイニーズタイペイを崩し、22-17と引き離した。最後は藤中のスパイク、途中出場の秦耕介のサーブなどで25-19。地元・チャイニーズタイペイにセットカウント3-1で勝利した。

8月25日  対 フランス 戦

予選リーグ戦

日 本 3−1 フランス
1セット 25-17
2セット 21-25
3セット 25-19
4セット 25-21

第1セット
藤中謙也のサーブでスタートした第1セットは、久原翼のスパイクやサービスエースなどで8-6と日本のリードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。山口頌平の好トスから藤中がノーブロックでスパイクを決め、さらに今村貴彦のサービスエースで12-9となった。中盤、リベロ・山本智大の好レシーブや今村のスパイクで14-9とリードを広げると、フランスにブロックなどで15-13と詰め寄られるが、その後はフランスのコンビネーションミス、藤中のスパイクで18-13、さらに兒玉康成のクイックなどで20-14となった。終盤も兒玉らのスパイクで得点し、25-17で第1セットを先取した。

第2セット
フランスのミス、藤中のスパイクなどで8-5と日本がリードして1回目のテクニカルタイムアウトを迎えると、フランスに連続ブロックが出て9-10と逆転されたところで、日本がタイムアウトを取った。両チームが点を取り合う中、日本にスパイクミス、サーブレシーブミスが出て14-16とフランスリードで2度目のテクニカルタイムアウトを迎えた。後半に入り、藤中のブロック、今村のバックアタックが決まり20-19と逆転に成功したが、フランスのサーブがネットイン、続けてブロックでの得点を許し、20-22と再逆転された。日本は21-23の場面で渡邊侑磨を投入しブロックを固めたが、最後は21-25でこのセットを落とした。

第3セット
序盤、山口がフランスに的を絞らせないトスワークでサイドアウトを繰り返す。そして山口のブロック、フランスのミスで8-6、日本リードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、フランスの強打を山本の好レシーブで繋ぐと、兒玉が決めて10-7。さらに今村のスパイクやフランスのミスにより16-14で2回目のテクニカルタイムアウトとなった。終盤は今村のプッシュ、兒玉のクイックで18-16、さらに久原のスパイクやサーブ、途中出場の酒井啓輔の活躍で21-18とリードを広げると、今村、福山汰一のブロックで23-18、最後は藤中のスパイクなどで25-19とし、第3セットを取った。

第4セット
序盤は一進一退、8-7と日本のリードで1回目のテクニカルタイムアウトとなった。その後も今村のプッシュやブロックなどで得点すると、フランスのミスもあり14-12となった。フランスのタイムアウト直後にブロックなどで失点し逆転を許すと、15-16とフランスのリードで2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。日本は終盤に福山のブロック、久原のスパイクで21-18と再度リードを奪うと、今村や藤中のスパイクで23-20、最後は藤中が連続でスパイクを決めて25-21で第4セットを奪取。セットカウント3-1で勝利し、予選リーグ戦A組1位でクウォーターファイナルラウンド(1-8位)進出を決めた。

8月25日  対 ポルトガル 戦

クウォーターファイナルラウンド(1-8位)

日 本 3−0 ポルトガル
1セット 25-19
2セット 25-15
3セット 25-20

第1セット
久原翼のスパイク、今村貴彦のバックアタック、山口頌平のブロックなどで、8-6と日本リードでテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、兒玉康成のブロック、トランジションから山口と福山汰一のコンビネーションが決まり、13-8となったところでポルトガルが1回目のタイムアウト。そのままサイドアウトを繰り返し16-11で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。終盤、山口のブロックやリベロ・山本智大の好レシーブが出て、19-13とリードを広げる。21-15になったところで酒井啓輔をピンチサーバーとして、さらに久原に代えて秦耕介を起用した。藤中謙也がスパイクを決めて23-16とすると、そのまま25-19で逃げ切り、第1セットを先取した。

第2セット
兒玉のサーブから福山がダイレクトアタックを決めて得点を重ねると、8-7と日本のリードで1回目のテクニカルタイムアウトとなった。その後、ポルトガルにコンビネーションミスが出て11-7と点差を広げると、ポルトガルが1回目のタイムアウトを要求。タイムアウト後、ポルトガルにブロックが出て2点差まで追い上げられるが、相手のミスで16-12と日本リードで2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。終盤は久原のスパイクやポルトガルのミスで21-13と点差を広げると、今村に代えて荻原泰、藤中に代えて秦を起用。そのまま25-15で逃げ切り、2セット連取に成功した。

第3セット
日本は福山のスパイク、今村のバックアタックなどで得点するも、サイドアウトを取り合う展開となった。スパイクミスが出て4-6になったところで、日本は1回目のタイムアウトを要求。直ぐに藤中のスパイク、福山のサービスエースで逆転し、8-6と日本のリードで1回目のテクニカルタイムアウトを取った。その後、兒玉のクイックなどで10-8、ポルトガルのタイムアウトを挟み、兒玉のサービスエース、福山のスパイクなどで14-11とリードを保った。中盤、日本にスパイクミスが続き14-14の同点に追い付かれたが、ポルトガルにもミスが出て16-14と日本リードで2回目のテクニカルタイムアウトとなった。ポルトガルはミスが続き、18-14となったところで2回目のタイムアウト。日本は20-14になったところで、藤中に代えて高野直哉、さらに21-17で今村に代えて荻原を起用した。その後、山本の好レシーブから高野が決めて24-20、日本がマッチポイントを握ると、最後はポルトガルにレッドカードが出て日本に得点が入り、25-20で第3セットを奪取。ベスト4進出を決めた。

8月28日  対 ロシア 戦

セミファイナルラウンド(1-4位)

日 本 0-3 ロシア
1セット 18-25
2セット 23-25
3セット 22-25

第1セット
サイドアウトの奪い合いとなった序盤、日本は久原翼のスパイクなどで得点し、8-7で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。福山汰一のブロックなどでロシアに応戦するも、サービスエースを取られ10-13とリードを許し、タイムアウトを取った。タイムアウト明けに山本智大の好レシーブを藤中謙也が決め12-13と追い上げるも、ロシアのブロックに捕まり14-16と先行を許した。その後、ロシアにブロックが出て16-19とさらに得点を奪われると、Anton Botin(#12)の強烈なサーブに崩され17-23。藤中に代えて高野直哉を投入し追い上げを図ったが、そのまま逃げ切られ18-25でロシアに第1セットを奪われた。

第2セット
藤中のサーブでスタートすると、今村貴彦、福山のスパイク、藤中のブロックなど日本のよさが出たものの、6-8とロシアにリードを許した。その後は、福山のクイック、今村のサービスエース、山本の好レシーブから今村が決めて得点し、サイドアウトを奪い合った。ネット際のボール処理もうまくこなしラリーに持ち込むが、最後のスパイクがわずかにラインを割り14-16とロシアのリードで2回目のテクニカルタイムアウトとなった。その後、兒玉がクイックを決めるが、ロシアもブロックでワンタッチを取ると切り返しから強烈なスパイクを打ち込み16-19。さらにロシアの身長217センチのVadim Likhosherstov(#4)の高い打点からのサーブがエースとなり、18-22と点差を広げられた。日本は藤中のバックアタックでサイドアウトを取るとピンチサーバーで酒井啓輔、さらに22-24と窮地の場面で山口頌平に替えて秦耕介を起用した。今村のトランジションアタックが決まり23-24と追い上げたが、デュースには持ち込めず23-25でロシアに逃げ切られた。

第3セット
兒玉の好サーブから今村のダイレクトアタック、久原のブロックが出てスタートダッシュに成功した。ロシアにスパイクミスが出て5-1とリードを広げると、相手セッターにツーアタックを決められるが、8-5で1回目のテクニカルタイムアウトとなった。中盤、日本のスパイクミスなどで10-10と追い付かれると、山本の好レシーブが出るもスパイクミスが重なり失点した。日本は10-13となったところで久原に替えて高野を起用。福山のブロックで追い付き、15-16で2回目のテクニカルタイムアウトを僅差で迎えた。その後、山本の好レシーブが出て会場が盛り上がったものの、ロシアの高いブロックに阻まれ得点が奪うことができない。19-19になったところで酒井をサーブで起用すると、その酒井がサービスエースを取って20-19と逆転に成功した。しかし、ロシアにトランジションアタックを決められ21-22と再逆転を許すと、連続得点を奪われ21-24とマッチポイントを取られた。サイドアウトを取って22-24と一歩迫ったところで秦を起用するが、スパイクを決められ22-25。セットカウント0-3のストレートで敗れた。

8月29日  対 ウクライナ 戦

3位決定戦

日 本 3−1 ウクライナ
1セット 25−22
2セット 21−25
3セット 25−22
4セット 25−21

第1セット
序盤は今村貴彦のスパイク、兒玉康成、今村のサービスエースなどでスタートダッシュに成功。5-1とリードを奪った。その後も藤中のスパイクなどで加点し、8-5と日本リードでテクニカルタイムアウトとなった。タイムアウト後はウクライナに豪快なスパイクで10-8と追い上げられたが、日本がサーブで崩し、兒玉、福山のクイックで攻め返す展開に持ち込み、14-10と再びリードを広げた。そのままサイドアウトを繰り返し16-12で折り返すと、終盤にはダイレクトアタックも決まり20-15。ウクライナに連続ブロックを決められ21-18まで追い上げられたが、22-18の場面で酒井啓輔を起用すると、そのままサイドアウトを繰り返し、25-22で第1セットを先取した。

第2セット
ウクライナのブロックや日本のスパイクミスで0-4とウクライナに走られた。日本は1回目のタイムアウトを取るが、その後もサーブで崩され連続失点を喫した。今村、藤中謙也のスパイクでサイドアウトを繰り返すも、5-8とウクライナのリードで1回目のテクニカルタイムアウトとなった。その後、ウクライナのスパイクミスなどで9-9と同点に追い付くと、山口頌平のブロック、今村のスパイクなどで15-16と食い下がったが、ウクライナにブロックで16-19と再びリードされた。19-22で久原翼に代えて高野直哉を投入、さらにピンチサーバーで酒井を起用したが、そのまま逃げ切られ21-25で第2セットを落とした。

第3セット
序盤は久原、今村らのスパイクでサイドアウトを繰り返したが、ウクライナのYevhenii Kisiliuk(#2)の強烈なサーブで連続失点し、4-6で日本が1回目のタイムアウトを取った。その後、山本智大の好レシーブから今村が決めて連続得点を奪うと、10-8と逆転に成功。さらに久原のブロック、今村のスパイクなどで16-13と日本リードで2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、サーブで崩され19-19と同点に追い付かれたところで日本は2回目のタイムアウトを取ったが、タイムアウト後は藤中のサーブでウクライナを崩し、兒玉がスパイクを決め、21-19と再びリードを奪った。さらに藤中の好レシーブから久原が決め22-19。終盤、ピンチサーバーで酒井、秦を起用すると、最後は福山汰一が決めて25-22とし、日本がセットを連取した。

第4セット
序盤は今村のスパイクなどでサイドアウトを繰り返すが、日本にスパイクミスが出て4-7とウクライナにリードを許した。その後、ウクライナのミス、久原のブロックなどで13-11、さらに福山のスパイクなどで得点し、16-14と日本リードで2回目のテクニカルタイムアウトとなった。終盤には山口がレシーブでファインプレーを出すと、久原が直接2段攻撃を決め21-18。チームの雰囲気は最高潮に達した。ウクライナのスパイクミスで24-20とマッチポイントを握ると、最後はキャプテン・福山が決めて25-21。セットカウント3-1で勝利し、2大会ぶりの銅メダルを獲得した。

最終順位

1位イラン
2位ロシア
3位日本
4位ウクライナ
5位ブラジル
6位アルゼンチン
7位チェコ
8位ポルトガル
9位フランス
10位スイス
11位カナダ
12位チャイニーズタイペイ
13位韓国
14位メキシコ
15位ルーマニア
16位ホンコンチャイナ
17位アメリカ
18位ラトビア
19位オーストラリア
20位キプロス
21位チリ
22位アラブ首長国連邦

まとめ

日本が見事3位で銅メダルに輝きました。女子もメダル獲得で男女揃ってのメダル獲得は何と32年ぶりだそうです。本当におめでとうございます。

東京オリンピックを間近に控えバレーボールも期待ができるようになってきました。是非この勢いのまま進んでいってほしいですね!

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